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小児歯科は予防が大切

小児歯科は予防が大切

成長・発達の途上にあるお子様の歯と口腔の病気の治療と予防、さらには長期的な口腔管理をお手伝いをする診療科が小児歯科なのです。

本来の小児歯科学の観点では、低年齢であったり、怖がるからや泣くからということで治療をしなくてもいいということはないのです。

子どもが低年齢であったり、緊急性の高い虫歯治療がある場合は、子どもが嫌がったり、泣いたりしても治療が必要な場合があるのです。

むし歯は、プラークは歯垢中の細菌がつくりだす酸によって歯が溶けていく病気なのです。

お子さまがお口をあけられないと治療が出来ないのです。また、治療の途中でお口を閉じてしまうと大変危険なのです。

このような場合は、ゴムブロック状の器具をお口に入れて、お口が閉じないようにすることがあるのです。

むし歯ができるのは、図のような3つの条件が同時に重なることが必要になってくるようです。

むし歯を防ぐには、歯垢をきちんと除去したり、甘いものを控えたりして、この3つの要因を揃えないようにすることが大切になっているのです。

治療中に舌が動くと器具などに接触し怪我をする恐れがあり危険なのです。

そのようなお口の中の怪我や器具や薬剤の誤飲、治療部位の唾液による汚染を防ぐためにラバー製のシートでお口を覆い、金属製の器具で歯に固定するのです。

また、小児の虫歯予防の原点は、母親にあると言ってもよいと思います。

生後10ヶ月〜31ヶ月の間に、虫歯菌であるミュータンス菌が母から小児へと感染していくのです。

治療中に体が動いてしまったり、手が出てしまうと大変危険なのです。

そのため、治療中は、スタッフが、お子さまの頭や手、お体を手で抑えることがあるのです。

その時の条件は、母親の口腔内にミュータンス菌が大量にいる場合、又、小児がショ糖をたくさん摂取している場合に、効率良く感染していくのです。

母親であるご自身の口腔内をまずしっかり管理して、感染源にならないことが大切なのです。

子どもへあげるものはミュータンス菌ではなく、愛情だけにしたいものだと思うのです。

保護者の方にも、手や足を抑えていただいたり、一緒に治療椅子に乗っていただいて体を抑えていただくこともあるのです。

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